一緒に感じ取ろう ― 2013年11月02日 23:16
8月から始まったあいちトリエンナーレが閉幕した。
多くの作品に、たっぷり心を揺さぶられた。
最終日に圭悟と一緒に名古屋市美術館会場に行った。
薄い布がカーテンのようにぶら下がっている作品があり、その中を自由に
歩くことができる。圭悟をベビーカーから降ろして歩かせてみた。
布をくぐって楽しそうに遊んでいた。
作品によっては「観る」だけじゃなく、触ったり聴いたりして楽しむ事が
できるから面白い。
前回もそうだったけど、今回も親子で観に来てる人が多くて
なんだかうれしかった。
子供たちは頭が柔軟だ。子供たちがどう感じているのか、
ちょっと側で聞き耳を立ててみた。
「きれい」「こわい」「おもしろい」「うちゅうみたい」などなど。
それで十分だ。子供に限らず芸術を楽しむのはそういったことを感じるだけで
十分なんだと思う。
作品の意図を理解したうえで、作品を通した作者との対話を楽しむのもいい。
でも僕は、大抵作品を前にしてもキャプションは読まない。
タイトルも読まないかも。ちらりと作者の名前を見る程度かな。
頭の中を空っぽにして、作品から感じ取る感覚と自我の感性との調和を
楽しんでいる。
あいちトリエンナーレの運営や親切にガイドをして下さったスタッフの皆様、
ありがとうございました!
素晴らしい祭典でした。また次回を楽しみにしてます。
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